甘味料としての利用法
砂糖や水あめ、はちみつ、メープルシロップといった、甘みは、わたしたちにとってエネルギー源としての効果だけでなく、精神的な面でも非常に重要な働きをもっています。食生活の多様化と健康志向(特に肥満対策)から、サッカリンやアスパルテームなどの人口甘味料が食品添加物として用いられるのも、単にエネルギー源としてだけでない、甘みがもつ、「心をほっとさせてくれる働き」ゆえでしょう。
現在、わたしが利用している甘味類は、天然甘味料と人口甘味料にわかれます。以下、その代表的なものをそれぞれあげてみましょう:
●砂糖
砂糖のなかにもさまざまなものがあり、精製の程度や形、色によってそれぞれに特徴があります。わたしがよく知っているものには、上白糖、グラニュー糖、角砂糖、氷砂糖、コーヒーシュガー、和三盆糖、三温糖、黒砂糖、などがあります。
●水あめ
サツマイモやジャガイモのでんぷんを原料とした甘味料です。でんぷんを麦芽酵素で糖化させたのが「麦芽あめ」の甘さは麦芽糖によるもので、その甘さは砂糖の約2分の1です。最近では、でんぷんを酸で酸化させたあめが多くなりました。こちらのほうが麦芽糖よりも甘みが強いからでしょう。
●はちみつ
主成分は果糖とブドウ糖です。消化が良く、胃腸に負担をかけません。蜂が花から集めてきた花の蜜なので、アカシア、レンゲ、みかんの花など、それぞれの花の種類によって味や香りを楽しめます。現在は、中国からの輸入が多いです。
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