はちみつの利用法
世界ではそれぞれの地域に多くみられる花々からとったはちみつが愛されています。たとえば、アメリカではぼだいじゅの花のはちみつがそのままで、あるいはお菓子に用いられたりして非常に一般的に愛されています。とはいえ、広大な面積を誇るアメリカでは、その州によっても、また同じ州のなかでも地域によって、人気のはちみつは異なるようです。
アメリカのワシントン州でおなじみのはちみつは、ラズベリー、ペパーミント、ブラックベリーなどです。日本ではあまりおなじみではないかもしれませんね。ワシントン州シアトルの南東にそびえるレーニア山は、州最高峰の山です。万年雪に覆われたその山頂から、周囲に広がる氷河はアメリカ最大といわれ、地元の人はもちろん、世界中の人々を魅了しています。山すそは、春から夏にかけてラズベリーやブラックベリー、などベリー系の花々が咲き乱れます。また、ペパーミントといったハーブ類も、その清涼感のあるさわやかな香りで人々を楽しませます。
アメリカでは、これらの花々から採集したはちみつが、毎日の食卓をにぎわせているのです。
アメリカでは、アップルパイと並んで最も人気のあるおやつのひとつ、ドーナッツ! 砂糖とはちみつを半々でつくるドーナツは、お母さんが揚げているそばから、待ちきれない子どもたちが手を出して食べようとすることから、お母さんが“Do not!(ドゥーノット)”といったことがはじまりだとか・・・!
はちみつたっぷり、お母さんの愛情たっぷりのはちみつ入りドーナッツは、今もアメリカの子どもたちの大好物です。
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