中国のはちみつについて
日本は中国からさまざまな食品を輸入していますが、はちみつもそのひとつです。
中国の雲南省は、春の訪れが早く、2月のはじめ、日本ではまだ梅のつぼみがようやくほころびかけたかと思う頃から、菜の花がいっせいに咲き始めます。地平線まで黄色の花でうめつくすほどの満開の菜の花畑からは、菜の花から採集した良質のはちみつが生まれます。
中国のはちみつは、菜の花だけではありません。中国の河南省には広大なレンゲ畑が広がり、ここでは日本でも人気の高い、レンゲの花から採集したはちみつが生まれています。日本の企業が、この地の養蜂場で技術指導を行い、良質のはちみつを生み出しています。
中国生まれのデザート、杏仁豆腐(あんにんとうふ)は、今では日本でもおなじみの中華料理のデザートです。アーモンドエッセンスが、独特の風味をかもし出すこの杏仁豆腐にはちみつはぴったりです。こまかくちぎった寒天を水につけること1時間。水気を絞った寒天に水と砂糖とはちみつを加えてよく煮とかします。(寒天1本に水250cc、砂糖40g、はちみつ40gが適当です)。
よくとけたら、ぬるめに温めた牛乳(200cc)を入れて、アーモンドエッセンスを加えて冷やし固めるだけの簡単なデザートです。フルーツを入れるとさらに豪華さがアップします。夏によく冷やしてご家族皆さんで楽しんでみられてはいかがでしょう。
はちみつは、レンゲ、菜の花、またはアカシア、オレンジ・・・いろいろと変えてみるのも楽しいですよね。
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